2023/08/30 22:30


Yasai BASE北海道の畑

ご予約分の最終出荷が終了しました、と同時に今期じゃがいもの収穫も無事に終える事ができました。

今年は予想を超えるご予約のご連絡を頂き、後半ご予約をお受けできなかったお客様、大変申し訳ございませんでした。
来年は今年の3倍量を植える予定で計画しております。
また、収穫の2か月前からは、こちらのBASE店でweb上からご予約頂けるよう準備させて頂き、クレジットカード決済等もご利用頂けるようになります。

来年はじゃがいもの他に、「ゆうがお」もご予約を承る予定です。
準備ができ次第、インスタグラムにてご案内させて頂きます!

Yasai BASEの北海道畑で栽培しているジャガイモについて少しご紹介させて頂きます。

じゃがいもは、多くの品種がありますが、その中でも以下の4種はよく聞く名前だと思います。

丸くゴツゴツした形で全国的に販売されている「男爵」

煮崩れしにくく、カレーやシチューなどの煮込み料理にむいている「メークイン」

形がゴツゴツしていることから、男爵に似てますが、加熱することでホクホク感がでてくる「キタアカリ」

煮崩れしにくくポテトフライに向いている「インカのめざめ」

等、他にも多々ありますが、その中でも「インカのめざめ」と「キタアカリ」は特に人気があり、YasaiBASEでは主にこの二つの品種を育てています。

インカのめざめは、歴史が浅く正式に品種登録されたのは2001年2月


重さが平均50g前後で小ぶり

他のジャガイモよりも赤みがかった色で、断面図は綺麗な黄色をしています。

↑ 左が「インカのめざめ」 右が「キタアカリ」

形が不揃いなのは「農薬を使用していない証」

YasaiBASEの野菜は形が不揃いですが、これは農薬を使用していないからです。
農薬を使用すると栽培ははるかに楽になりますが、手間暇かけてもなるべくなら安心して食べたい、食べてもらいたいというのがあります。

更に、農薬や化学肥料を使わずに育てた野菜は、助けが最小限になるため、自分の力で成長しようとします。
それが野菜本来の味を引き出すことにつながるのです。

濃厚な口当たりで調理後も綺麗

粘質のある濃厚な口当たりで、舌触りもよく加熱調理後もきれいな濃い黄色なので、色を活かした料理にも合います。

小ぶりが特徴な事から、大型の農機では取りこぼしが多くなり、他のジャガイモに比べて1つの種イモから収穫できる量が少なく、また長期間の保存も向いていません。

その事から大規模な農場では栽培しにくく、生産量が限られているため希少品種となっています。

YasaiBASEのような小規模の農場は全て手作業で収穫しているので、小ぶりのインカのめざめが栽培できるのです。


栄養素として、果肉の濃い黄色は抗酸化作用の強いカロテノイド系色素によるもので、その中のゼアキサンチンという成分が、キタアカリの約7倍も含まれているとのこと。

栄養素の高いジャガイモとしても人気です。

一般的な価格の相場ですが、
キタアカリが1kg370円前後に対し、インカのめざめは680円前後
(2023年現在 農薬や化学肥料を使用しているもの)

値段から見ても、希少価値が高く「幻のジャガイモ」とも言われている理由がわかりますね。

インカのめざめを美味しく食べる方法

収穫したてでもすでにおいしいのですが、さらにおいしく食べる方法があります。

新聞紙でくるみビニール袋に入れて、10日以上、冷蔵庫の野菜室で保存します。

冷蔵庫で冷やすことにより、でんぷん質が糖度に変わって甘みが増加します。

リンゴと一緒にしておくと、発芽を抑える事ができますので、少しでも長く保存したいときにはぜひお試しください。

インカのめざめは他のジャガイモと比べて、生命力が強く、芽が出やすいので、冷蔵庫で保管するのがオススメです。

9月のYasaiBASE食堂では、このインカのめざめを使ったメニューが登場する予定です!

詳しくはインスタグラムでご確認ください。